2017-05

新岳の噴火0529 - 2015.05.30 Sat

5月29日の新岳の噴火後、なかなか更新出来ずにいましたが
今、やっと避難場所から一息ついて、こうして更新出来る状況となりました。

5月29日午前9時59分
ドンという大きな振動を感じ、外を見たら昨年の8月の噴火の時と同じ(いや、それ以上に大きな)黒いモクモクした噴煙を確認しました。
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『あ、ついに来たな。』というのが正直な思いで
冷静に、冷静に、と思いながら、用意していた避難セットとヘルメット、そして欲をかいて作業中のパソコンを抱えて車に飛び乗り、避難場所の‘番ヶ屋峰(ばんがやみね)’へ避難。
避難場所にはすでに金岳小・中学校の子供たちと先生方が避難していて、日頃からの避難訓練の成果で皆、迅速に避難出来たのだなあ、と胸をなでおろしました。

それにしても、今回の噴煙の量は本当にすごかった、。
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昨年の8月の噴火以降、避難場所として本格的に整備され始めていた‘番ヶ屋峰’ですが、実は、工事中で
それでも、飲み水・非常食・マットの用意が既にされていて、本当に助かりました。
お昼時をまたいでいたので、皆、用意されていた乾パン(非常食)を頂く事ができました。
(それでも、硬いものが食べれない高齢の方には乾パンは不向きだという事も判明しました。)

避難所に着いてから情報を得る手段は、携帯からの人づての情報で
「どうやら警戒レベルが上がったらしいよ、」とか「島外避難になるかもよ、」とあいまいな情報ばかりで
それでも、皆、心のどこかで覚悟を持っていたのもあって、あいまいな情報をため息まじりに聞いていました。
(避難場所にラジオの一つでも置いてあるとよかったかも、ですね、。)
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今回の噴火は、回りの動きが驚くほど速く、避難場所で案じて待機していたら
次々と巡視艇が来たりヘリコプターが飛んできたり、噴火に動揺しながら、周りの動きも目が回るほどでした。
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午後1時30分、避難場所を離れ、一時自宅に戻り
午後2時30分、本村港へ集合、全島民島外避難。
約1時間の間に身の回りの物を整えないと、と避難所から自宅へ向かう車の中で色々考えていたのにやっぱり色々忘れ物をしてしまった、。
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「フェリー太陽」に乗り、本村港から島を離れる時、‘向江浜’が真っ白になっていました。
そして、ぐるっと島を回って山を見たらシルエットがだいぶ変わっている!
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自然の力は凄いです。
そして、今回も予測する事はできませんでした。
でも、そうそう予測なんて出来るものでもないのだと思います。

今回、私たちは備える事をし、
訓練を重ね、
被害も出来る限り少なく出来るように努力した結果、
実際に被害を最小限に抑えることが出来たのだと思っています。

口永良部島は火山の島です。
度重なる噴火の歴史が口永良部島の歴史です。

島のばあちゃんが避難場所で『黒い煙が白い煙になればだいぶいいよ。』と言ってくれて、避難所でなんだか心強かった。
島のじいちゃんも『今回の噴火は大きかったねえ、でも噴火はするのよ。』とおっしゃっていてウンウンと思った。

安全が確認できればすぐにでも口永良部島に帰りたいけれども、どうなるかなあ、。

今回、沢山の方々にご心配頂き、コメントも入れていただきました。
全てありがたく読ませていただいています。
ペットの事を案じて下さっているかたも多かったのですが、
実際は、我が家の猫達は島においてきました。
家の中も外も出入りする猫達で連れてくる事は出来なかった。

それでも、猫・犬など連れて避難されてきた方も多くいらっしゃいます。
2015053009.jpg
生き物を飼うという事は大変な事です。
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新岳の変化 - 2015.01.15 Thu

新岳の噴火前の様子(撮影日:2014年4月6日)
2015011501.jpg

噴火(8月3日)後の新岳の様子(撮影日:2014年8月12日)
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そして、最近の新岳の様子(撮影日:2015年1月13日)
2015011503.jpg
斜面に沿って出ているる白い煙(雲ではありません)
火口は広がり(裂けている?!)続けているように感じます。
こちらの写真からでは分かりづらいですが、噴煙の少ない日は、この斜面左側の噴煙が上がるあたりに黄色い硫黄が付着しているのも目視出来ます。
噴火後は噴煙の量が多くなり、私が住んでいる前田集落では風向きにより硫黄臭が強すぎてのどがイガイガするぐらいの日も。。。

山も海も毎日違うのだと実感、。
ただ見ているだけなら問題ないのだけれども、やっぱりパワーが大きいだけに怖いなあ、、。

口永良部島へ戻ってきました - 2014.08.12 Tue

11日、屋久島の避難所から無事、口永良部島へ戻ってきました。
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避難所での生活は、ちょうど1週間。
大人数で押し寄せ、それでも色々な物を調達して頂き、人と人の繋がりやそのありがたさを実感する日々でした。
もちろん疲れました。。。日常とは違いますし、大人数ですし、。それでも本当に勉強になった。。。
島民どうし、いっぱいしゃべる機会となったのもよかった。
そして、『やっぱり口永良部島へ帰りたいね。』という結論。
私達の住む場所は口永良部島です。
そして、やっとやっと帰ってきました。

“フェリー太陽”から山の様子をずっと眺めていました。
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新岳の噴火口は広がり、火口縁(南西側)で新たな割れ目が見つかったとの事。
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火口西側から南西方向約2kmにわたって火砕サージ(マグマ水蒸気爆発の際に発生する環状に広がる高速で横なぐりの噴煙)により樹木が焼き尽くされていました。
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茶色く枯死しているように見える木々とグレーの木々とがあり、温度の差や降灰の量の違いによるのでしょうか、、。
口永良部島のキャッチフレーズ【緑の火山島】はすっかり茶けてしまった感じ、。

今回の爆発はマグマが直接関与した「マグマ水蒸気噴火」でした。
そして、マグマが火口浅部まで上昇している可能性もあり、今後、火山の活動状況に十分注意するようにとの事。
現在、噴火警報が発表され、噴火警戒レベル3、火口から半径2km以内立ち入り禁止となっています。
(実際には、火口北西側の向江浜地区を含む海岸線まで立ち入り禁止区域が広げられていています。)

島に戻ってきて生活を始めるとやっぱり日常に戻ります。
それでも、耳を澄ませ、ヘリコプターの音だと分かればホッとしたり、と緊張感をもって生活しています。

過去の歴史を見ると、度重なる噴火で人口流出のあった時代もあったようです。
その気持ちも分からなくない。
それでも、口永良部島で暮らしたいと願い戻ってきました。
気を引き締め、いざという時に冷静に行動が出来るように準備はしておくつもりです。

どこで暮らしていても何が起こるかわからないこのご時勢。
皆様もどうぞ気を引き締めお過ごし下さい。

新岳の噴火 - 2014.08.03 Sun

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口永良部島の新岳が本日(8月3日)の午後0時24分、噴火しました。

ドド~ンという地響きと大型のヘリコプターが飛んでいるのかと思うような大きな音で外へ出たら山の方からモクモクと煙が迫ってきていて、皆に声をかけ車へ飛び乗り、直に役場出張所(本村)下へ避難しました。
私は、本当に何も持たずに慌てて車に飛び乗るだけがせいいっぱいだったので、この写真はSさんに頂いてアップさせていただいています。
2014080302.jpg
この状況でよく写真撮れたなあ、と感心します。。。私は何も持たずにヘルメットも置いてあるのに、避難用のかばんも用意してあるのに、それさえ持たずじまい、、。
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本村へ避難した後、もっと新岳から遠い“番屋峰(ばんやみね)”へ島民皆、避難しました。
山はずっと雲の中。
2014080304.jpg
“番屋峰”からは山の姿は見えず、時折見える山の斜面は火山灰で白くなっていて『今頃家はどうなってるのか、、』と不安になりながらも何も出来ず、、。

午後5時には“番屋峰”から本村集落にある公民館へ移動し、本村集落の島民は各家へ帰り、前田・向江浜・田代・寝待集落の人は今晩は公民館や本村温泉で一晩過ごします。(前田・向江浜・田代・寝待は、風向きで火山灰がいっぱい降っていてさらに、次の爆発があったらあぶない、との事での避難です)

とりあえず、怪我人もなく、島民皆、無事です。
山の近くでボーリングの仕事をしている方々も無事で本当によかった。。。

まだまだ気をゆるめられない状態ですし、次々と来る台風もあるのでとても危険な状態です。
気を引き締めいざという時の対応を各自考えないと、。


山の中へ - 2013.11.26 Tue

2013112601.jpg
先週末、「タカツルラン」の調査をしている方々とご一緒する機会がありました。

「タカツルラン」は、口永良部島をほぼ北限とするつる性のランで、自分で栄養を作る事が出来ない植物です。
どうやって生きているのか、というのが面白くって詳しく調べている所。
どうやら「タカツルラン」は菌と共生していて、その菌に一生依存して生きているという事、さらにその種の発芽にも菌がいないとダメという事が分かってきているそうです。
「タカツルラン」とそのタカツルランが付着している木(シイの木)、さらに菌という三者の関係というかバランスというのがスゴイですよねえ。。。
確かに「タカツルラン」は、葉っぱを全く持たず、ただただその茎を上へとのばし、そして花を咲かせ種を作っているんですから!
こんな生き方もあるのか、とかこれは依存なのか共生なのか、とか考えると興味深いです。

今回、子供達も一緒に調査に同行させて頂き、私自身も初めて入る所で楽しかった

2013112602.jpg
アコウの大木!壮大ですよね。。。
樹齢100年を超える大木が点在し、それでいてうっそうとした暗さはなく、明かりが差し込み、細い木も育っている(世代交代もちゃんと出来ている)感じのよい森でした。
島で暮らしていてもなかなか山へ入る機会はないので、たまには森を歩くのも良いなあ。。。。

そして途中で面白いモノを発見
2013112603.jpg
最初、分からずに踏んで歩いていたのを娘が気付き「何コレ!」とキャーキャー大騒ぎしながら観察しました。
家へ帰って『きのこ図鑑』を調べたところ、“ムラサキナギナタタケ”
そして、なんと食べられるマークが付いている
でも、絶対食べたくないなあ。。。。。

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Author:島女
屋久島の北西に位置するひょうたんの形をした小さな火山島、それが口永良部島です。
一日一便の船が唯一の交通手段という離島だからこそ、ココにはのんびりとした時の流れが残っています。
ブログを通じでこの島の魅力、そして日々の暮らしぶりをお伝えしていきたいと思っています。

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