2009-05

山岳遭難事故について - 2009.05.19 Tue

IMG_1140.jpg

5月13日、ロッククライマー5人が来島。

船をチャーターして午後4時に島に到着、そのまま現場へ行き、午後5時頃、谷へ降りて確認したところ

クレッグの手ががりらしきものは無く、その日は皆途方にくれました。

翌日、ガイド2人とロッククライマー5人が山へ入り、捜索範囲を広げて探しましたがやはり見つかりませんでした。

 

NGO団体(search& resucue・ professional tracking services)が調査を終え、後は、谷に下りればきっと見つかるはずだと信じていたので本当に皆ショックを受けました。

谷を降りれるプロさえ来れば、と思っていたのです。

 

そして、ご親族の方も領事館の方も5月15日に帰られました。

本当に、心残りだったと思います。

見つけてあげたかった、、、といのが本音です。

 

4月27日に事故が起きてから実に19日間、長かったようにも短かったようにも感じます。

その間、ずっと『早く見つけてあげたい!』と多くの人が願っていたのですが、かないませんでした。

このような終わり方は、どうにもやるせなく、

ご親族始め、お知り合いだった方々のお気持ちを考えると本当にせつなくなります。

 

そして、島民は、今回の事故を悲しみだけに終わらせず、今後の登山のあり方を見直していかなければならないでしょう。

屋久島のように登山届けを出してもらうようにする、ガイドマップ、など、色々な課題も見えてきました。

 

これからです。これから、このような悲しい思いをする事がないようにしていかなければなりません。

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山岳遭難事故について - 2009.05.12 Tue

IMG_1117.jpgこの度起こりました山岳遭難事故について、
現地で何が起こっているのか知りたいというお問い合わせを頂きました。
皆さん、遭難されたクレッグさんを心から案じていらっしゃっての事でしたので
少しでも早くお知らせしたかったのですが遅くなり申し訳ございませんでした。
ここで私の知っている範囲で今回の事故についてお知らせしたいと思います。

 

 

 

 

4月27日(月)クレッグ・アーノルドさんはお1人で来島しました。
その日の船は午後2時40分に入港します。(この島は、一日一便、屋久島から来る「フェリー太陽」のみが唯一の交通手段です。)
港で帰りの船の発着時間などをご確認されたりしていたと聞きました。
それから宿へ荷物を置いて山へ向かわれたようです。(宿は、港の近くにとっていました。)
登山用のステッキなどはお持ちでしたが、比較的軽装だったようです。

山へ向かって歩かれている姿は何人かの島民も確認しています。
山はさほど高い山ではないので登られる方は、この時間帯から登る人もいます。
(最短ルートで1時間で山頂まで行けますが、きちんと整備された登山道があるわけではないので山頂まで2時間といった所でしょう。)
火山活動も今は、比較的安定してきているので皆さん自己責任で登られます。

登り始めたのが何時だったのか、定かではありませんが3時30分くらいだったかもしれません。
今は、7時頃までは明るいです。

宿に戻らないと宿の方からの通報を受けて、島の消防団が捜索に出たのが8時30分ぐらい。
その日は夜中まで探しましたが見つからず、
翌日からは屋久島の消防団・山岳救助隊・鹿児島県警が連日、捜索に山に入りました。
人口150人ほどの小さな島に実に50人ちかくの人が来て捜索をしました。
島の母ちゃん達も捜索に出る人達のご飯作りにボランティアで参加し、正に、島総出で捜索に携わりました。
毎日、朝早くに出かける捜索隊を見送り、疲れ果て帰ってくる彼らを見て『今日も見つからなかったのだなあ、』と思いながらの毎日でした。
ヘリコプターも沢山飛び回り、『こんな低い所まで飛ぶの、、』といった感じで
『こんなにいっぱいの人が探しているのにどうして見つからないのだろう、、早く見つけてあげて!』と本当に皆が願っていました。

5月6日からはアメリカからのNGO団体(search& resucue・ professional tracking services)が山に入り捜索を行いました。
彼らの仕事ぶりは、本当にすばらしく、
事故が起きてから多くの人が山に入ったのに関わらず、クレッグの足跡をたどりあげ、どこで迷ったのかなどを調べ上げました。
アメリカからのNGO団体が捜索に出るようになって、日本の警察と消防、山岳救助隊はひきあげました。

アメリカからのNGO団体(search& resucue・ professional tracking services)の調査により、
クレッグは、山で迷い、谷に落ちてしまったのではないかという事です。
山の上から北東の方角に道(島をぐるりと巡る一周道路)が見えるそうです。
彼はコンパスを持っていたのでしょう。あまりにも正確に北東の方角へ進んでいる事が彼らの足跡追跡から分かりました。
そして、60m程の深い谷の所で足跡がなくなっているとの事です。

現在、アメリカ領事館の方そして、クレッグの弟さんが島にいらっしゃいます。(NGO団体の方々は、帰られました。)
弟さんは、どうしてもクレッグを連れて帰りたいと頑張っていらっしゃっています。
谷を降りるプロフェッショナルに頼みたい、と。。。

言葉も文化も違う所で親族の事故を目の当たりにしている弟さんに私達は、掛ける言葉もありません。
ただただ、お辛いだろうと思い巡らせるだけです。

ここは、本当に小さな島で旅行客の方もそんなに多くない所です。
まして、外国の方は珍しいです。(年に1人・2人いるかどうか、、)
こんな不便な所までよく来てくれたねえ、という気持ちをもって全ての旅行者に島民は声をかける、そんな所です。
山での遭難事故というのも初めてで、口永良部島でまさか、、という気持ちが正直な気持ち。
今回の事故により本当に多くの事を学びました。
山に対する認識不足も痛感しています。

 続く、、、

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Author:島女
屋久島の北西に位置するひょうたんの形をした小さな火山島、それが口永良部島です。
一日一便の船が唯一の交通手段という離島だからこそ、ココにはのんびりとした時の流れが残っています。
ブログを通じでこの島の魅力、そして日々の暮らしぶりをお伝えしていきたいと思っています。

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